2015-01-01から1年間の記事一覧
「日本の借金1000兆円」はやっぱりウソでした〜それどころか…なんと2016年、財政再建は実質完了してしまう! っていう記事は本当だろうか。 バラスシートの中で、負債が増えすぎると問題なのは「返せないこと」ではないと思う。 日銀が財政ファイナンスして…
ファンダメンタルズに基づく株式診断というのがあんまりないなと思って、作ってみたのが下記です。 東芝のファンダメンタルズ分析における投資判断は、現時点の株価では「中立」です。ただし、業績の回復が約束されているかどうかは定かでないため、何も東芝…
「現代オカルトの根源 霊性進化論の光と闇」は、現代のオカルトや新興宗教の背景として、神智学があるということを指摘する良書。通史的にずばっと理解できるのでとても良い。ちなみに言及されてないけど、フィリップ・K・ディックなんかのスピリチュリアズ…
平家滅亡の原因を、宋銭流通に求める本。すごい面白い。 宋銭の輸入が増える。最初は貨幣としての需要ではなく銅としての実需であった。末法思想の流行によりお経を、銅製の入れ物に入れておいて自分だけ救われたいという流行が背景。 そうした、銅の実需が…
ウルリケ・ヘルマンの「資本の世界史」は素晴らしい本だけど、最も興味深いのはその通史的な見事さではなくて、ドイツの経済学者ヴォルフガング・シュテュッツェルを紹介している点だと思う。 ぼくにとっての最大の驚きは、国民経済をバランスシートで考える…
2020/03/08に反省を追記 ジョエル・グリーンブラッドが書いた「株デビューする前に知っておくべき魔法の公式」に掲載されている簡易な「魔法の公式」算出手法に沿って、抽出した銘柄がどんな株価推移をするのかを検証してみた。 これが上手くいけば、特に企…
前回に引き続き、時価総額/GDP比の現在値(10月末時点数値)を調べてみます。 日本 87%(2014年4月末) → 92.5%(2014年9月末) → 112%(2015年2月末) → 111%(2015年3月末) → 112%アメリカ 102%(2014年4月末) → 106%(2014年9月末) → 108%(2015年2月末) → 10…
ソーシャル疲れはもう当たり前で、もはやソーシャル嫌悪、ソーシャル断ちという気分が広がっているところもあるんではないかと思わせるソーシャルメディアの今日この頃。流行りものが廃れるのは世の常だけど、そろそろデジタル巨大企業群にも黄昏が近付いて…
http://www.irwebcasting.com/20151116/1/2c31b711d0/mov/main/index.html ・代表藤澤氏のコメント 常勤役員5人中4人は海外に行っている。 数字で言うと、足元赤字であるがこれからかなり良くなっていくと見込まれている。 海外の機関投資家向けにロードショ…
※完全に試論です。 日本の国富のバランスシートを、年別に分析していると興味深いことが分かる。 作業としては、国富をバランスシートにざっくり落としなおして、インフレまたはデフレが発生したとして、それぞれの価値総額が「モノ」で実質化し直したときに…
気づけば、ビットコイン300$台を突破していて、ちょっと驚いた。 通貨とは何か、貨幣とは何かという問題に、ビットコインはもう答えを出しているかもしれません。 ということを書こうと思うけど、まずは、紀要のリンクから。 九州大学留学センター紀要「イ…
1980年〜2014年までの日本のフィリップス曲線を描いてみると、デフレ期である1996年〜2013年までの失業率の高さがはっきりと分かる。フィリップス曲線は、時期によってシフトするが、その含意はわりといつでも有効で、インフレ率が高ければ失業が減り、イン…
大和総研によれば、このままでいくと、社会保障費の伸びでGDP債務比率が、2040 年度末には 330%程度になると推測しているらしいけれども、実はざっくりとした前回記事のエクセルでも、「名目成長率1% 長期金利2%」推定で同等の結論が出る。 社会保障と財…
「日本政府が財政破綻するのではないか」という懸念を見聞きするたびに、個人投資家としてのぼくが震え上がるので、きちんと検証できるデータが欲しいです。 しかし、そういうものが見当たらなかったので困り果てて、エクセルで作りました。というか、財務省…
講義のまとめです。 なぜ、ベンチャー・新規事業は必ずといっていいほど失敗するのか。 まずは、うまくいっている事例から。 うまくいっているところの特徴 ・ブラブラと歩き回る時間が事前にある(事業機会の探索⇒本当にそれは儲かるのか?) ・構想を練る時間…
「さっさと不況を終わらせろ」で、ポール・クルーグマンが言う「ぼくたちが流動性の罠にはまっていて、短期金利がゼロ近いのに経済が停滞したままだからだ。おかげで、FRBの購入が通常は好況やインフレを引き起こすプロセスがショートしてしまっているからだ…
果たして日本政府は財政破綻するのか。 気になるその実態をデータから検証する地味な取り組み、内閣府の2013年度国民経済計算(2005年基準・93SNA)のデータから政府部門の純資産推移を確認するシリーズ最新版です。 前回の記事「日本の政府純資産の推移 201…
日本における株式会社立大学の分析 ─財務分析の視点から─川崎成一 大学経営政策研究 第1号(2011年3月発行) が興味深い。日本における株式会社が経営する大学院の財務分析を行っていて秀逸。こういう視点の分析はすごく面白い。以下の検索結果からも、他に…
新日本コンサルティングの街角広告。 すごいなあ・・・。
スタートアップマニュアルは、数多のビジネス書を凌駕して、これ一冊で疑問に答えるすごい本だ。 特に営業ロードマップが定まっている感じがしない企業に属している人は絶対に読むべき。もし、定まっている感じがしていていも、いつ崩壊するのかわからないの…
今期から、四半期ごとに翌日を目指して決算発表会を実施するという意気込み。http://www.jt-corp.co.jp/ir/results_briefing.php必ず中期経営計画を実現する意気込みである。 インドネシア銀行△14億円という数値であったが、通期では15億円黒字イメージ。国…
続・アパート経営はするな!それでも始めてしまった人へ を立ち読みをしました。 下記のような内容でした。不動産も経営であり、東京の駅前のファミレスが通行者が多いから味と関係なく成立するように、アパートも人がいるところに建てなければ儲かるはずが…
「境界性パーソナリティ障害=BPD はれものにさわるような毎日を過ごしている方々へ」R・クリーガー、P・メイソン 星和書店を読んで抜き書きした。関連書籍としては、下記がお奨め。臨床家視点だが、翻訳による違和感を感じないで済むし、ダイアローグが詳細…
口コミの法則を明らかにする本なのだけど、別に数字の裏付けがあるわけではない。 いろいろな研究を組み合わせると、こういうことになるんじゃないかという仮説である。 「急に売れ始めるにはワケがある」マルコム・グッドウェル あるアイディアや流行もしく…
「天才が語る サヴァン、アスペルガー、共感覚の世界」ダニエル・タメット著 講談社 p.132〜 から、第二言語学習の方法について抜き書き。 「成功する言語学習」 新しい言語を学ぶためには、大きく分けて三つの段階がある。 ・新しい音を獲得する ・新しい言…
「バフェットの法則」の目次(第二版の目次なので下記の最新版とは異なる。) はじめに第一章 世界最高の投資家 1 初期の投資経験 2 バフェットのパートナーシップ 3 バフェットの人柄と経営哲学 4 現在のバフェット 第二章 バフェットの教育 1 ベンジャミン・…
ウォレットにもよると思うけど、再度自分のウォレットにログインしようとするときは識別子のURLからでないとログインできないみたい。ちょっと混乱したので、今度きちんと書こうと思います。 下記の記事がとても良い記事でした! http://www.goodcompanymarke…
コーエーテクモホールディングスの過去記載記事の2年後を検証する。 ↓二年前の記事。 ・コーエーテクモホールディングスの決算から見える「投資ファンド+ゲーム開発」企業の実態[2013年の固定資産額] 固定資産635億円 ・投資有価証券 453億円(71.3%) ・無…
金融とITを組み合わせる新しい事業領域として、FinTec(フィンテック)の注目度が高まっている。 FinTecのプレイヤーの分類については下記の記事が詳しい。 ・日本で注目のFinTech(フィンテック)ベンチャー業界マップ2015 https://www.longine.jp/abstract?i…
「なぜ、バブルは繰り返されるか?」(塚崎 公義) のアベノミクスの近未来予測が面白い。 下記のように過度な悲観にも、過度な楽観にも陥らない中間的な予測を立てていて興味を引かれた。これが妥当な将来予測かもしれない。p.203 「事の始まりはアベノミクス…