Jトラスト 四半期決算発表

今期から、四半期ごとに翌日を目指して決算発表会を実施するという意気込み。

http://www.jt-corp.co.jp/ir/results_briefing.php

必ず中期経営計画を実現する意気込みである。
インドネシア銀行△14億円という数値であったが、通期では15億円黒字イメージ。

国内金融は信用保証をアパートローンを順調に積み上げ。42億円にまで積み上げて来ている。

韓国金融事業は黒字化した。月間134億円の貸付をしているが、これは韓国No1,No2ぐらいまで来ている。信頼が非常に高まっていると考えられる。当初400億円から四倍から五倍程度の規模に貸付が成長してきている。債権の質も向上している。延滞率が低下している。韓国は3か月前からプレイヤーが増加し、債権回収会社がどんどん買っていく。新たに買えていないが売るときとても有利に。潰れた銀行を再生するというノウハウがきちんと積めた。二年半で黒字転換完了している。

東南アジア事業については、インドネシアの銀行は「不良債権の処理、または不良債権から利益を出す」これが一番大事。韓国でもそうだった。現地の優秀な人材を採用することにも力を入れている。△25億円中の14億円が一時的な支出。実態は10億円マイナスで、直近四半期でマイナス五億円まで改善してきている。マルチファイナンス会社との提携ローンは順調。タイでのパートナーであるグループリースや、マヤパダ銀行との提携を進めている。平均預金金利を下げる努力を進めている。8.2%目指している。ネットバンキングを新規で導入する、9月までに。他の銀行が平均預金金利が5%程度なので、そこまでは近づける。不良債権については、要注意先のプロジェクトチームを組成。9月末までにサービサーを設立して、そちらに不良債権をすべて移行させる見通しである。そこに日本からスペシャリストを派遣。ほぼ不良債権には不動産がついているため、様々なノウハウを駆使して回収をする。人事制度も改革し、KPIにひもづけた報酬体系にする。

非金融事業については、不採算事業からの早期撤退。Jトラストは金融事業であるため不採算であるものは撤退すべきという声が多かった。介護事業については、△9億円の損失を出しつつ撤退した。

自社株買いはインサイダーフリーが条件である。自社株買いネットキャッシュで1300億円近くあるので、実施したい。

IFRSに移行すると、韓国事業の引当金基準が変わる。きれいな債権なのに引当金が増えてしまう。その対応策として、実績値とヒストリカルデータが必要なので電算システムを開発する必要がある。実績値に近いものにすれば、引当金を妥当な水準に変えられる見通し。

ケネディが10年以内に月に行って帰ってくると発表したが、それと同じような意気込みで中期経営計画を作っている。将来を見た時に全く不安を覚えていない。全社員一同でチャレンジしていきたい。