なんで人は自分の欲に負けるのか

投資をしていると、まあまあ勝っている時の後に、必ず大負けする時がきて、それはなんでなのだろうか、と思うと、やはり自分の欲に負けている。

ここで、大きく賭けても大丈夫、必ず勝てるという謎の確信。

これがよくない。マネーコントロールの基礎ができていない。

そして、この欲に負けるとは何なのか。考えてみると、ここには焦りがある、自分がここで勝って、何か逃げ出したい、どうしても仕事や責任から逃げ出したいという強い焦りがある。

どうしてそこまでして、逃げ出したいのか。

それは、自分がやっていることに対する批判的な気持ちがものすごくあるからだろう。こんな仕事は何の役にも立たないという憎しみに近いものがある。それでも仕事を通じて感謝されたりするから驚く。だから、ここはズレている。本当は役に立っている部分があるのに、それを絶対に認めたくないという気持ちがある。やりたくないなら辞めれば良いのに、何となく勇気がないままに、引き受けてまた仕事を始めてしまう。これがよくない。つまりは、仕事に対する確信がないことが損失を引き出すループになっている、焦る→大きく賭ける→負ける→仕事にしがみつく→テーマが定まらない→焦る。

何か、仕事についてもこの基本さえ押さえれば常にできる、少なくともやり続けられるという確信があれば、これほど逃げ出したいと思い続けることはないのでは。

絶対にズレない小さく限定された現象を突き詰める必要があるということがわかった。仕事にもテーマが必要で、テーマとして成立させるためには、タイミングや内容をとても小さく切り詰めていかないと詳細化できない。ばくっとしたものはダメだ。そうしないと結局また自分の欲に負けてしまう。

自分自身をクライアントとして考えた時に、これなら確実に成果を出してくれそうだなと思うことは何か、という観点で考えていくことにした。