2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

過去は変えられる、の仮説・過去に向けた加速主義、忘却の効用

原因と結果を連鎖するものとして考えると、全ては原因のせいだ、ということになる。 だけど、実際には、過去は現在を規定できていないし、反対に現在が過去を規定しているし、現在を規定しているのは未来だということでもある。(これを最初の直感として採用…

ユンガー・ニヒリズム・煩悶青年・プロテスタンティズムの倫理・欺きの神話(第六天魔王)

エルンスト・ユンガーの「ガラスの蜂」をアーレントを読んでいる繋がりで読み始めたが、なんとも言えない戸惑いがある。 アーレントが触れたユンガーは、当時のエリートがとらわれていた虚無的な気分の代表格みたいな扱いになっているので、そういう感じを想…