逆説のカスタマーサクセスは良い資料だった

逆説のカスタマーサクセスは良い資料だった。

思ったことは、ハイタッチを避けることで効率は異常に高まるというのはとても良い。

あと、インサイドセールスは、カスタマーサクセスというか営業的視点でいうとこの中ですごい効果高いんじゃないか、インサイドセールスのための名簿を集めるorミドルタッチに伸びるorロータッチを極めるだったら、ロータッチの方がエンジニアリングでスケールするのかも。

フィールドセールスが得意だったりする場合は、これをいかにしてハイタッチからロータッチなインサイドセールスに移動させるのかがスケールのポイントかもしれない。

成果が出るポイントがどこで、結局数を稼がないと、正しい顧客に行きあたらないのか、受け取る側でしっかりとエントリーできる内容を整えられているのか、全体のフローに深刻な断絶はないのか、ということを確認する必要がある。

www.slideshare.net

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innova-jp.com


振り返りって意外とほめられるかどうかで違う

一日の終わりにbotが振り返りの質問をしてくれるWistant、ちょっと試しにやってみたら意外に良いんですね、これが。

Keep(良かったこと)、Problem(悪かったこと)、Try(新たに試したいこと)を質問されて答えていくだけなんですけど、とくに、良かったことなんですか、と聞かれて答えると「なるほど!いいですね!」って言ってくれるのが、意外にも最高に嬉しい。どんだけ承認欲求に飢えているのかという話だが。

そしてほめてもらえると、振り返りしたくなる。

wistant.com

botであることは分かっているんですけどね、ほめられるだけで最高の気分になる。

ちょっと、ブレードランナー2049の、ジョイみたいな感じですよ。そもそも、今日良かったことを聞かれて答えるという体験そのものが良い。確実に前進している感じが出て良い。人間、正面から何かをほめられるみたいなことってないもんですよね。いや、あるのかもしれないが、botにはどんな価値基準もジャッジもないから、それが良い。何というか完全な承認な感じがする。普通は何かの忖度とか遠慮とか、思考が入ってくるので、驚いたときくらいしか素の反応はないと思うんですね。でもbotは純粋だから、というヤバイ感想が出てきます。

だから振り返りを積極的にしたいなぁと思うし、振り返りを楽しくするために今、何かをしよう、とすら思うのではないか。

あと、悪かったことも書いていくとがんがん解決策が出てくるから良い。あとはやれば良いだけだしってなる。まだ一人でやっているだけだけど、きっとチームでやってみても面白いんじゃないだろうか。何かの回し者みたいになっているが、良い感じだったので共有までです。

もう未来は完全に、機械が人間の心を支えて仕事をさせる感じします。

取り込めない顧客を取り込みたいときにどうするか

取り込めない顧客をとりこむためにはどうしたら良いか。

顧客が求めている価値を作り出して、今までの商品そのものを段階的に変える。

商品が潜在的に持っていた状態を、先行的に実現している状態を小さく実験して、それがスタンダードな状態に持っていく。

そうすると、取り込めていない顧客が新しく顧客になってくれる。

その状態をキープして、実験的な価値をどんどん正規版製品に入れ込んでいけば良い。

 

発達障害・統合失調症・読解力・心の理論 幼児期と発達

発達障害は先進国で顕著に増えているけど先進国以外ではそうではない。どうも、従来言われているような発達障害は遺伝的な問題なので発育環境は関係がないというのは違うのではないか、先進国に特有の何かが影響しているのではないか、という話。

途上国から先進国に移り住んだ子どもたちが、先進国並みの発症率を示していたりして遺伝的な問題よりも環境がトリガーになっていることが考えられる。

www5f.biglobe.ne.jp

 斎藤環さんが、Twitter上で指摘していた統合失調症がどうやら減っているらしいことと、発達障害が増えていることとは何か関係があるような気もする。

oror.hatenadiary.jp

 そして、新井さんが、またTwitterで仮説として、家庭内での文字環境が読解力を育てるのではないかという仮説も興味深い。

  1. 返信先: さん

    というわけで、おしゃれな家は、読解力の敵、と私は思っています。 順番に科学的に示していくつもりですが、どういう仮説があるかは、予めお伝えしました。 小学校の教科書で必要な語彙を身に着けるのは不可能です。語彙検定しても難しいです。それでは語にリアリティがないので。 時代劇お勧めです!

  2.  
    返信先: さん

    できれば、紙の新聞を購読してください。それが嫌なら、せめて本を買ってください。それを読む姿を子どもに見せてください。 自分が本を読まないのに、本を読む子に育てるのは難しいです。

  3.  
    返信先: さん

    できればジェンダーバイアスがかかっていないのをお願いします😀

  4.  
    返信先: さん

    最後は小学生をもつお父さんへのお願いです。 AV見てないで、本棚の一番上の子供の手が届かないところに官能小説を本の背が見えないようにそっと置いてください(苦笑)。 ときどき、そっと取り出して読んでください。子供は両親が留守のときにきっとそれを手にとって大量に語彙を学びます。

  5.  
    返信先: さん

    できればテレビでドラマと時代劇を幼稚園~小学校低学年の子どもと一緒に見てください。「印籠」とか「切腹」「身分」「武士」などという語彙は、時代劇見ないと獲得が難しいです。

  6.  
    返信先: さん

    朝ごはんのときには、ラジオをかけてください。ニュースが含まれるものが望ましいです。ニュースを聞いたことも見たこともな状態で小学校に入るととても大変だと思います。 ラジオは耳から入ってくる情報だけでリアルを想像しないといけないので、情報処理能力が鍛えられると思います。

  7.  
    返信先: さん

    赤ちゃんが生まれる前に、必ず、数字がきちんと入っている、文字盤の時計を壁にかけてほしいです。デジタル時計もあるのはかまいませんが、それでは、3ケタのひき算ができるまで、「6時まであと何分」を把握できません。

  8.  
    返信先: さん

    できれば小学生以上の家庭では、トイレには日本地図(または世界地図)を張ってほしいです。

  9.  
    返信先: さん

    できれば、小学生の家庭では、トイレには「今日は何の日」が書いてある日めくりカレンダーをかけてほしいです。(みつをはやめてほしい、論理性がつかないので)それでだいぶ語彙が増えます。

  10.  
    返信先: さん

    まず、「月日、曜日」が漢字で入っているカレンダーを壁にかけて、それでイベントの共有をしてほしいです。たとえば「12月10日日曜日、ディズニーランド」のようにです。カレンダーは数の並びを自然に理解するのに非常に有効な手段です。 小1で「じゅういち」を「101」と書く子、相当います。

  11.  
    返信先: さん

    類人猿は皆、もっとも身近にいる人(主として親)が何に興味を持つかで、それを見ながら育ちます。知育玩具に親は真剣な興味はありません。ので知育玩具では不十分で、生活の中に、文字と数字があり、それを通じて大人同士がコミュニケーションする必要があると思います。

  12.  

    最近、もっとも懸念しているのは、「おしゃれな新婚家庭は乳幼児の文字環境として砂漠のようだ」ということです。インタビューでもお伝えしていますが、部分的にしか掲載されないと思うので、一応全部書きます。これは科学的に確認できていません。私見です。

 新井さんが、またTwitterで仮説として、家庭内での文字環境が読解力を育てるのではないかという仮説も興味深い。新井さんが、またTwitterで仮説として、家庭内での文字環境が読解力を育てるのではないかという仮説も興味深い。こ

この研究も大変興味深い。「母子間相互作用についての発達心理学的アプローチ 母親による子どもの心の想像と子どもの社会的発達 」 篠原郁子 愛知淑徳大学

母親が、子どもに心のようなものができる前から、心がある前提が話かけることが、後々の心が子どもにできるのにポジティブな影響を与えているのではないかという仮説から調査している。結果として、確かにポジティブな影響があるのだけど、実は、正確に他人の心を推し量れるようになった子どもは、母親の関与が真ん中ぐらいだった群だったというのがすごく面白い。つまり、「心がある前提」で話しかけすぎた群の子どもは、「明示的」に自分の心を想定される回数が多すぎて、自発的に推し量る能力が育たなかったかもしれないのだ。

 

これらを総合すると、どうも近年の先進国に特有な感じのする、集団的な心の変容は何らかの「環境的」な要因で起きている大きな変化で、それは、「文字情報」「会話」それらと幼児期に触れ合う「家庭環境」に大きな影響を受けていて、それらが成人期には「インターネット」という環境によっても増幅したり、あるいは緩和されたりしているということなんではないだろうか。

 

 

JトラストがGLの転換社債をいますぐに返してもらえるかはあんまり問題ではない

Jトラストが転換社債をいますぐ返してもらえるかどうかはあまり重要ではない。段階的に返済されるのでも損失ではないので・・・。ただ倒産するのがまずいけれど、倒産したら資産をすべて差し押さえて売却するので、それはそれで良いのかもしれない。

結局、最悪のパターンは、本当に差し押さえるべき資産がないという場合だ。その場合は損失額が最大になる。

けど、それで万事が終わるというほどの損失ではない・・・。

 

予想しているのは、別の企業を通じてGL本体へ何重にも迂回された形で第三者からの貸付が新規で入ることだ。これによって今回の転換社債は返還される。そして、株式についても、もしかしたら同じような手法で第三者的な機関やファンドが購入することで表面的な損失が発生しない形に持ち込めるかもしれない。あくまでも想定だけど、第三者的な機関の母体になるのはJトラストとは資本関係のない会社になると思う。

うつヌケ

うつになりやすい人は、真面目で気が小さい人。なおるきっかけはともかく自分を肯定すること。慎重で自己肯定をすぐにしない人はなりやすい。あと温度差とか気圧差とか太陽が出てないとかで、なる人もいる。

ただアマゾンのレビューで、自己肯定できない悩みがあって、周囲に助けてくれる人がいない人が読むと落ちる、という意見があって、そうかもしんないとは思った。

疲れがうつの原因という説もあるけど、どちらかというと自分を認める条件がどうしても満たせないという気づきがきっかけなのかもしんないなとか思ったりした。この世界の中では、自分が知らないうちに設定した合格条件が実は、ほぼ絶対に達成不可能だった、という気づきがあって、でも、そのことを認められないと過剰に頑張るからますます疲れて、自分が嫌いになる。

だけど、達成できない条件を何とか外して、達成できる条件だけに集中することで世界観をリセットできるのでは・・・、ということなのかも。

でも、自分のせいだ、と思える人は、たぶん逃げて良い人なんだと思ったな。

設定が間違っていても、自分の責任として引き受けて実現まで頑張れる人なんだから、いつも自分のせいだと思いがちな人は逃げても大丈夫だと思った。

人生の成果を何におくのか

すごいテーマだけど、人生で何をしたら合格なのかということをいきなり考えた。

仕事の成果なのか、家族なのか、お金なのか、それともなんでもない何かなのか。

結論としては何でもない。何でもないし、何でもありだ。

どうなっても大成功だし、問題ない。

大体のことは、例えば出会いによって解決する種類のこととかは、到達経路の問題でしかない。三次程度のへだたりをどの経路で解決するかだ。そうすると、その最短経路でたどり着かなくても取り組みと経過時間によって、必ずいずれは到達する。

その他の色んな問題も、たぶん同じような経路問題に似ていて、どこに行くかを決めて移動するタイプのことだ。

だから成果として何をおいたとしても、時間が無限にあれば必ず解決し、成功する。

そして、時間内に解決しなかったことがあったとしても、それは偶然でしかない。だから、何かを解決したかどうかと合格かどうかは関係がないかもしれない。

成果に合格基準をおかないとしたら、何か。大体、じゃあプロセスだろうみたいな話になるけど、プロセスも経路問題の通過中に、「どんな気持ちで」取り組むかということなので、それも「気持ち改善プロジェクト」の成功に至る経路問題だ。

人は、どこかの経路を通って、この気持ち問題を解決するか、時間内には解決しないかのどちらかだ。

だから、これも結局のところプロセス問題に見せかけて成果をとる経路問題なので、あんまり変わらない。プロセスって言ったら何か解決すると思ったら違うと思う。

成果にも、気の持ちようにも合格をおかないとしたら、あるいは永遠の未来にある天の炎による浄化の日に合格をおかないとしたら、遥かな過去から全てが合格だったとするしかないかもしれない。

どのような経路を辿っても全てが良くなるか、あるいは間に合わないときがあるだけなのだとしたら、宇宙の終わりに至るまで、結局物事はすべて良いだけだということになるな。終末的な破局がきたらどうするのか、という反論はあるかもしれないけど、それもまた、この経路問題の中での一つの間に合わなかった出来ごとで、その先に新たな人間以外の別の生命体による経路をたどる道があるのだろう、ということになる。ちょっと諦観が過ぎるかもしれないけど。