人口減少はマイナスだけではない

以前も書いていることだが、人口減少すると食料自給率は上昇する。

ちゃんとした研究も出始めている。

www.jstage.jst.go.jp

前に書いていたのはとても雑な話だが、直感的にも問題があるとは思えない。実際に飲食店のアルバイトはすごい勢いで削減されて、自動化されたスシロー店内は裏寂しさすら感じさせる感じになってきている。

サービス産業に人をおいても何の意味もない。少なくとも生産性という観点からすればだけど。人の感情とか文化的価値ではもちろん意味はあるだろうけど。

oror.hatenadiary.jp

ここではあんまり書いてないけれど、一人当たりGDPもおそらく上昇する。

当たり前の話だけど、人口が減るから生産量がそのままなら一人当たりGDOは上がる。そして、生産性に貢献しない仕事は無くなっていき資本装備率も上がるので一人当たりGDPはさらに上昇するに決まっている。

そして、一つ前のエントリーと矛盾するようだけど、政府がやっている意味があるようで意味ない需要を刺激するさまざまな政策は、おそらくは淘汰されて、その政策の下請企業は無くなっていく。

本当の生産性革命が来るのはこれからで、世界的に人口減少が始まって、温暖化で使い物にならない土地が増えると、本気で生産性を革命しないと何もできなくなるから、それは起きる。

やり遂げたら莫大な利益があるので、絶対に達成されると思う。

そして、その利潤の前には、小手先の全ての取り組みは淘汰されていくだけなので、無意味でも結果から見たら全てはなんの問題もなくなる。

目先のことを見たら、色々問題があるので、困った感じがするし、当然個人の不幸はある。

だけど、破滅的に資本主義がなくなるということはあんまりない。そんなに簡単には打ち崩せない。むしろ、いったん政治が強くなっているだけで、これからの100年では資本主義の真価を見ることになる。