やっとやる気出してJトラストの財務データを見た。

雑な比較だけど2018年8月の財務データのエクセルと今日発表された財務データエクセルの、資産の部分だけを比較した。

こうしないと何が起きているのかよくわからない。

最近の動きも何を目指していたのかよくわからなかったから正直怖かったけど、まあまあ見えてきたからまあ良いかと思うけど、本当にこわい。

 

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貸付残高とかが減っているのはネクサスバンクに韓国の会社を移動させたりしているからで、その代わりに有価証券残高が195億円くらい増えた。

黄色く塗っているけど、「買取債権」が274億円増えている。

「貸倒引当金」が、303億円増えている。これは、たぶんGLの回収予定債券200億円を含んでいるけど、それにしても100億円多い。コロナ対応で増やしているのだけど、これが営業費用に乗らなかったらと考えると、ふうむとなる。

順調に韓国事業の現金化が進むと、「現金+買取債権+有価証券」の部門が1900億円とかになり、貸倒引当金がまあまあ戻ったら、意外にも自己資本額は1466億円くらいになり、2018年8月と同じくらいにはなるのか。(税金のことを何もかんがえていない)

これで、銀行業というよりは、まあまあ現金化できそうな資産構成になるのでリスクは下がっていくという見立てでやっているっぽくは見える。そういう感じはすごく良いとは思うが。

 

それが見えてきても、株価は900円台になるだけで、まあまあですねという感じではある。

あとは、現金をまあまあ負けなさそうなところに投下してリスクとリターンの説明がついてくれば、かなり未来が見えてくる。

ここの計算の根拠が見えないのは、すべてが経営者の直感からスタートするからだけど、それはそれで嫌いではないから持っているけど、心臓に悪すぎるので、こういうのは年をとってきたらできないなと思う。

これくらいのリスクをとって、望ましいリターンの可能性はちゃんとあったのか?ということを考えてみると、うーん、どうだったのか。

ifのシナリオで考えると海外行かずに国内で地道に続けていくというのもあったけど、そこはわからない。

もう2ターンくらい勝負したら劇的に勝つかもしれないけど、勝負するよりは確実さを重視しても良いかもしれないけど、でも、確実にやることに倒したら株価はそんなに上がらない、みたいなところの折り合いはまだ見えてない。

基本金融なので、投資しないで勝つパターンがない。

そこが苦しい。

全体のポートフォリオミックスの中に何か別のものを混ぜたい。だけどエンタメはちょっと遠すぎるのでグループの中では持ち分法にしたのだと思う。

でも気分的には、そういう感じのコンテンツ的な初期費用はまあまあ低いけど勝つとどこまでも行くみたいなのは欲しい気分が残る。

そこが難しい。