ピヨピヨ速報、みてから、純粋理性批判を読むとすごい頭に入ってくる。
気になるのは、天国とか神の世界とか人間にはわからないと切り捨てて科学の範囲を特定したところはすごく分かったのだけど、人間の認識の世界については、結構科学の中でとらえきれてないところ。
この部分について、どう考えたら良いのかちょっと悩んでいたけど、「サハリン島」という小説のあとがきでロシア人の著者が、論文で芥川龍之介のことを知って「
これが、できるなら文学の手法でカントが科学の中で解決できてない人間の認識に迫ることはまだ可能かもしれないと思った。わりと見捨てられたように思って無視していたけど、文学とかフィクションとかには、可能性がまだまだあるのかもしれない。
上手く言葉になっていないけど、芥川龍之介は確かに信じられない領域に行っていた人だったということをいまさら知った。
人間の認識は脳科学の領域のような気もするけど、たぶん、脳の科学的な構造と文学が構造化していることがかみ合う感じで何かの科学領域ができる。これがたぶん経済学を代替するのでは、という謎の直感が訪れた。