ブレストワークショップを作るときに、考えたこと。
ブレストにレベルがいくつかあるという濱口さんの話に沿って考えると、ともかくアイデアをたくさん出したいという時のワークショップと、アイデアから何か実際に使えるものを導きたいという時では、結構違う。
また、アイデアから切り口を切り出していき、あたらしい観点や考え方の傾向をつかんでから、それを壊すという流れでやるのと、業界全体で共有されている常識的な解決策がある状態でそれを壊すのではまた違う。
例えば何が自分たちの強みなのかを特定できていない場合には、最初に強みの仮説を作らないと前に進めない。そこで事業領域を特定してから、さらに考えていくことになると思う。
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・強みの仮説を作り出すワーク
新規事業を考えることがミッションとしてはあるけど、今のリソースがどんな強みのもとに構築されてきたものなのかが近すぎて見えにくくなっている場合。
課題意識としては、たとえばこの2つがあるとして
- 今のお客様に新しいサービスを提供しなければならない
- 今のサービスを新規のお客様に提供しなければならない
これだけだと、自分たちならできるのかどうかがわからない。つまり決定力に欠けるので推進しずらい・・・。
なので、まずこれがあるからできるんだという仮説を生み出す。
1・強みの可視化
今自社や自分たちが持っているものを大量に付箋に書く
2・面白そうなリソースに対して、それを活用したアイデアを考える
アイデアの中でよさそうなもの上位3つを説明してもらう。
その時に、なぜそれが良いアイデアなのかの観点を丁寧に説明してもらい、その軸を抽出する。
3・良さそうな軸を2つ取り出す
軸の取り出しは、各島ごとに選んで良い、この軸の中で、両軸の中にない領域を探していく。
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・業界の仮説を抽出するワーク
この業界では「◯◯(A)を◯◯(B)にしなければならない」
↓
Aをブレスト
↓
Bをブレスト
↓
AとBの結果を組み合わせる
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上をもっと進化させるとすると、
この業界では「◯◯(A)を◯◯(B)にしなければならない」
↓
Aをブレストした後に、そのアイデアの軸を抽出する
↓
Aに対して2軸で考えて、良さそうな領域を出す
↓
Bをブレストした後に、そのアイデアの軸を抽出する
↓
Bに対して2軸で考えて、良さそうな領域を出す
↓
AとBの結果を組み合わせる
これだと、四次元的な感じになるから、良いのではないかとも思える。