Jトラスト:株価低迷への対応、千葉専務に聞く(2017年12月9日)

ちょっと前の動画だけど、このタイミングで読み返してみるとどうでしょうというアップ。どうでしょうか。

kabu-ir.com

 GLの資産は、8000億円の200億円は、2.5%相当の貸付アセットであると考えられる。日常業務の一つが今回の貸付と考えている。そこにフォーカスされて株価に影響が出ていると考えている。毎日、たくさんの株主から問い合わせをいただいている。

 毎日、多くの企業に貸し出しを行っている。各国で優良な貸出資産が積みあがっている。アセットベースで着実に成長していて、IFRS基準で見て、過去三年間を見てみると三期連続で黒字になっている。どの会計基準で見ても、三年間の営業利益は増加している。金融事業全般として、五年前までのハンティング型ビジネスモデルからの転換をして、現状伸びてきている。

 GL社の見通しについては、難しい。タイの法律に則って処理される。日本から韓国に出るときも韓国の制度を勉強しながらやっていて、それぞれの国で勉強しながらやっているが、どの国でも債権の回収は長くて数年というスパンでやってきている。常にどの現場でも最悪どうなるかということは考えている。今回のケースでも最悪のシナリオは、200億円の貸付がゼロになるというケース。そういうことはないと思うが、もし最悪なったとしたら、Jトラストの連結純資産1600億円が1400億円になる、とはいえる。さらにメインの金融事業の運用、貸出については順調に推移している状況で、PBR0.5で推移しているということについては責任を感じている。700億円程度の時価総額の会社で良いのかということについては、これで良いのかということについては、重く受け止めていて、でも市場が決めることではあるものの、着実に対処して早く適正な株価に戻していきたい。

 GLのありなしと東南アジア重視の戦略の変更は関係ないけれども、GLのありなしでスピード感は少し変わるかもしれないが、韓国でも新規で銀行業を始めている。すでに始めている事業を買収するのが早いのは理解しているけれど、最悪われわれがいってオペレーションを作っていくということだと思っている。方針の変更はなんらない。現在も、もし自社でつくるとしたらどう進めるかということを考えながら東南アジアについても進めているところ。

 一部指定に向けてチャレンジ中ではあるが、事実今回の事案が障害になっていることは否めない。証券取引所の規定に則って粛々と障害になるものを取り除いて進んでいくということになる。

 自社株買いをやらないのかという声は多い。すでに二度ほど実施しているが、常に頭には入っている。事業の特性上M&Aが多いため出来る時と出来ない時がある。

 株主還元については常に考えている。