バフェットに対する懐疑が高まっているのは興味深い

バフェットのような投資家が経済に新しい価値を付け加えていないのではないか、という疑惑が高まっているのは興味深い。

世界的に、経済の総需要が不足していることが課題で、需要を増やすためには政府が介入する必要があるという認識が高まっているということを示している。

これは歴史の完全な繰り返しで、今回も総需要を大胆に高める政策をとることは出来ないかもしれない。恐怖に負けて、支出を切り詰め始めるか、通貨の信認が失われるかのどちらかで、取引が止まり始めるかもしれない。

総需要が不足している時に、できるのは、需要に直接働きかけることであって、生産性をこれ以上高めても仕方がない。つまりイノベーションは問題ではない。

(だけど、イノベーションを起こしてないことが批判される・・・。問題は、独占による労働者の交渉力の低下の方で投資してるかどうかは、企業の交渉力によって決まっている。だから、イノベーションは従属変数なんだけど。)

jp.reuters.com