金融は自動化されてモノ作りと農業の時代になる ジム・ロジャース

ジム・ロジャースによれば、今後金融業界は衰退し、自動化されるため雇用は望めない。
一方で、モノつくりと農業は興隆していくだろうということだけど、本当にそうだと思う。
特に日本のマーケットにおいてはそれしかない。

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このサイクルにおいては、金融業界とモノ作り業界の間で交互に権力が入れ替わっていく。金融機関が世界の頂点に君臨し、その期間がしばらく続くと、やがて金融機関の権力が崩壊し、代わりにモノ作りをする人達が世界の頂点に君臨するというサイクルだ。これは、人類がこれまで何度も経験してきたサイクルの一つだ。私が初めてウォールストリートに足を踏み入れた当時、金融業界は停滞した業界だった。なぜなら、1930年代の大恐慌とその後の戦争があったために、ニューヨークのウォールストリートやロンドンのシティは多くの人々にとって、最も行きたくない場所になってしまっていたからだ。特にロンドンのシティがそうだった。イギリスでは通貨は政府の管理下に置かれ、財政は破綻状態で、その他にも様々な問題を抱えていた。私がオックスフォード大学に留学していた当時、投資の世界に進みたいと言ったら、なぜそのような場所に行きたいんだと聞かれたことを今でも思い出す。そのくらい、金融業界は錆びれた場所だったということだ。

http://jimrogersnews.seesaa.net/article/428587450.html

今後、農業は深刻な供給不足に直面する産業ということだ。
しかし同時に、世界の人口は増え続けており、また多くの人々が豊かな生活を手に入れていく過程で、これまで以上に多くの食料が必要とされている。

つまり、供給の不足が見えており、需要の拡大も見えているということだ。

私は以前から北朝鮮を投資先として有望視しているが、特に北朝鮮の農業はこれから成功者が出てくる分野だと見ている。北朝鮮の他には、アフリカの国々でも農業に関して素晴らしい投資機会が存在している。アンゴラ、エチオピアなどがそうだ。また、中央アジアではカザフスタンもそうだ。カザフスタンには農業に適した広大な土地があり、天気もとても農業に適している。従って大きな成功の可能性を秘めていると言えるだろう。そして、言うまでもなくロシアだ。共産主義革命の前まで、ロシアはとても巨大な農産業と莫大な量の生産高を誇っていた。共産主義者達によって破壊されてしまったこれらの産業は現在復活しつつある。
これらの地域では、まだ農地は高騰しておらず、投資をする上でとても適していると言えるだろう。
これからは、MBAを取って金融機関に勤める人々ではなく、農業従事者がランボルギーニに乗る時代となるだろう。