教育って必要なのかな・・・。

 よく教育が大事だ、というけど教育って何なのか未だに分からない。

 誰かが何かを教えることを教育というのだと思うけど、それが必要だという感じがうまく掴めない。必要なことがあれば、分っていそうな人に聞いたり、自分で調べたり、勉強会に参加したりすれば良いのではないだろうか。

 何かを集中して習得する必要がある人は教育を受けたり、研究機関で研究費をもらったりする必要があると思うけど、そうでもない人は、日常の中に埋め込まれた学びで十分なのではないだろうか。

 ことさらに、教育カリキュラムを整備したり、教育費用を計上したり高度な人材を作りだしたりしなくても、課題に対処するべきリソースが足りているか、そうでもないか、ということを見ていれば良いのではないだろうか。

 学力という概念で何かが捉えられていると考えるから話が混乱する。

 学力、というのは何とか計測しようとして作り出された一つの指標で、そこから何か結論や教訓を引き出しても話はうまく繋がらない。大切なのは、生きて生活している人の生産性が上昇して、彼らがより良い生活を営めるかどうか、だ。

 そのために、無益な投資をしていないか、本当は必要とされているものが見過ごされていないか、日常生活の中で無理なく学ぶために、どんな手段が必要なのか、学びを定着させたり仕事に役立てたりすることを阻害するものはないか、ということを見ていった方が良い。

 教育機関としてのランキングや完成度は、重要ではない。

 一人一人の成果が得られているかが、大事だと思う。