文章の書き方の入門本。
一番分かりやすいと思うのでお奨め。☆☆☆☆☆
・何を書くか
1)「何を書くか」決めることで、内容が伝わるかどうかが決まる。
「何を書くか」は「何を捨てるか」と同じである。
2)「何を書くか」が決まったら、「何を主題にして書くか」「その主題に関して何々を書くか」を決める。
「何を書くか」> 町の近況報告
「何を主題にして書くか」> 駅の周りでは駅舎の改築、広場の拡張とどんどん近代化が進んでいる
「主題に関して何々を書くか」> 材料を集める、話題を集める。問題について分かっていることを集める。
後に、主題文を書き換えることになることは多い。
・事実と意見をしっかり区別しよう
事実部分と意見部分を区別して読み取れるようにする。
A 直接経験の事実の記述
B 伝聞の事実の記述
C 引用の記述
D 意見
・読み手を考える
これを読みたい相手は誰なのか
・段落と中心文
それぞれの段落には、冒頭か文末に中心文がある。
中心文の内容を深めるために、展開文がある。
中心文をどこに置くかで、演繹型か帰納型かが決まる。
a)冒頭に中心文があれば、演繹型
b)末尾に中心文があれば、帰納型
中心文を最初に並べてから、展開文を書き加えていけば文章全体が分かりやすくなる。
・重点先行で書く
先に重要なことを書いておく。
・スピーチ
課題 > 話題(いくつか思い浮かぶもののひとつを選ぶ) > 主題
というように、絞り込んでおくと分かりやすくなる。