この記事を読んでガーンとなった。
この話は会社の話だが、個人でも一国の経済でも世界の経済でも、ある限界を超えて仕事をとってしまうと、処理のための行列が終わらなくなるのではないか。と思いガーンとなった。
とれるだけ仕事をとってはいけない : タイム・コンサルタントの日誌から
個人の場合だと、脳の処理の行列が限界を超えると著しく処理能力が下がる気がする。
そして、企業単位だと特に収益の上がり下がりが極端な会社で良くこの事態に陥っている気がする。抑制された収益目標を持っている会社は、どこが処理能力の限界なのかを理解している。逆に言うと、それが理解されていない組織はヤバい。
だから、具体的に言うと、高すぎるROAやROEを示している会社は長期的には良くないかもしれないということだ。適切なROAやROEのレベル感があって、それを守っていれば長い目で見ると収益性も高いということになる。
そういう観点で考えたことがなかったので衝撃を受けたし、日々働いていて思うこととも一致している感があるので、多分これだろう。
適切な成長率を設定すること、そして、それ以上の受注を受けないようにすること。
これが、長期的に大きく収益を伸ばすコツのひとつなのかも。あと、好不況の波もある程度はこれに影響を受けたりするのかも。どうも好況なのに企業収益が下がるみたいな時に、負債が過剰だということとは別に処理がそもそもできなくなる、という経済全体のキャパシティがあるのかも、インフレ型の経済の場合はこれがありそう。