ストーリーは一人の中にある

ストーリーは一人の中にある。

ビジョンやテーマと呼ばれているものは、一人より大きなもののように思われがちだけど、そうではない。心に刺さるコンテンツたりうるためには、一人の体験に発している何かからスタートする必要があるし、そんなストーリーを引き出す必要がある。

全てを包括するすごいストーリーというものはなくて、ただひたすらに一人が見ているもの、感じているもの、考えているもの、そこに戻る必要が絶対的にある。

それが言葉の始まりで、そこから先に繋がるものが出てくる。

それ以上のものはない。

すべての人に、途方もなく深いストーリーがあって、万人が語れるものを持っていると思った。どんな人でも良いと思う。どんな人にインタビューしても面白い話にできると思う。結局、一番面白いのは人で、人以上に面白いものはないような気がする。

語られる話は自分の当り前の話でなければならないけど。当たり前の話をしないと、面白くならない。自分の当たり前は、他人の非常識なので。つまらない話というのは、自分にとっては非常識だと思っている、他人から見たら当たり前の話なのかもしれない。