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ハイパーインフレになるのかどうか

このところ、気に病んでいるのは日本がハイパーインフレになるかどうかなのだけど、A)少なくとも普通のインフレにならないと、いきなりハイパーなインフレに進むことはない。

しかも、B)インフレになった後に、紙幣の印刷を頑なに大量に続けるということが起きないとハイパーインフレにならない。

この二つの条件により、すぐにハイパーインフレが来るということはないかもしれない。さらに、C)日本の貯蓄率はマイナスで市中に出回った貨幣は、消費に回ってしまう。そこで企業も投資をしていると貨幣が過剰に流通するけど、内部留保の形でどんどん貨幣が回収される。

結果として、消費者の手元には貨幣が残らない。デフレ傾向が続いて企業は純資産の価値がどんどん増加する。決定的に労働力が逼迫するまでは、この傾向は変わらない。

いよいよ、労働力が逼迫し始めると、賃金を上げるか移民を増やすかで選択を迫られるけど、賃金を上げることを選ぶとインフレの道がゆっくりとスタートする。移民を増やすことを選ぶと、デフレ傾向は変わらないので、消費者の困窮はかなり激しくなる。

国債の信頼が失われるか?については、デフレ傾向であれば企業の実質購買力の向上が帳消しにするから国富としてはバランスが取れていて信頼が問われない。それで問題は起きないのだけど、どこかで、現金資産を海外に流出させる流れが起きると、インフレの懸念が高まる。インフレが進むと、債権の価値が消滅していくと同時に企業が現金を処分し始めるので、ハイパーなインフレの影が近付いてくるけど、その前に中央銀行が超高利回りを繰り出してインフレを叩き潰して大量失業が発生するので、ハイパーには至らない。

 

 だからハイパーインフレを前提として資産を構成するのはあんまり意味がなくて、どちらかというとデフレ傾向で、そのうちにインフレが不可避になるのだけど、かなり弱いという状態が続きそうかも。