映画「皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇」
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は、必見の映画だ。書籍の「メキシコ麻薬戦争」を読んでいた人も、実際のフアレスの街の人々の息遣い、絶望とあっけらかんとした明るさが、あまりにも密接である世界に圧倒せざるを得ないだろう。ディストピア映画で飽くことなく描かれてきた荒廃した未来社会が、今ここにあるのに、全く想定していたものとは違うことへの違和感。崩壊していても当たり前の世界が続くものなんですね・・・。
年間1万人以上がメキシコ全土で麻薬戦争に絡んで死亡するらしいので、ふと、気になって自殺率のリストを見てみたら、案の定、メキシコの自殺率は極めて低い。この逆相関には意味があるんじゃないだろうか。自殺率を高めると犯罪が抑止できるのだけど、反対に自殺率を下げると殺人率が上がるみたいなことなんだろうか・・・。
と思ったら、そういう分析がもうあった・・・。
・殺人率と自殺率の国際比較図
http://tmaita77.blogspot.jp/2014/02/blog-post_3.html
ううむ、そうなのか・・・。