似たようで違う用語の意味 「ビジョン」って何だ

ビジョンとか何なんだ。幻視か。違うような気がする。
なので、ビジョンに似ているようで違う色々な単語の意味を並べてみる。
違いがあるのかないのかをここから考えてみるとのもいいかもしれない。
あまり考えもせずに使ってはいるものの、意味が分からない。

めっちゃ面倒くさい話をすると、「問題」から「想い」が生じて、それが情報と結び付いて未整理な「概念」になる。それをリサーチやら何やらによって、「コンセプト」「テーマ」として言葉にする。それは、「問題」の解かれ方の方向性程度のもので、そこから、全体の計画が大雑把に出てきて、計画が終わったときの状態が、想像できるようになってきて、それを「目的」として言葉にする。場合によっては、コンセプトと同じかも知れないし、コンセプトが進化して目的になっているかもしれない。「目的」が見えてくると、実現の障害は?手段は何だ?ということになって、「課題」が出てくる。「課題」を潰していくときに、進捗と品質を制御する必要が出てきてマネジメントだという話になる。それらを安定して進め、終わらせるための状態指標として「目標」が作りだされてきて、 そこでようやく、アクションが言葉になる。そのアクションが積み重なっていくことで、最後にビジョンになる。細部が幾つも幾つも積まれるから、最初の「問題」が解決される。(流れ整理中です。)

だから、この流れでいうとビジョンは結構、後ろに来るということになる。将来の洞察だから、どうしてもアクションの積み上げまでイメージできていないと役に立たない。最初のころの漠然としたアイデアとビジョンは全然違う。ここに勘違いがあるのではないか。

しかも、これらは、行ったり来たりしながら試行錯誤の末に進むから、一見するといま、何を考えていて、何処に行こうとしているのが当事者にもわからない。

だから、全体と細部を両方見る必要が強くあって、それがビジョンという完成形の長くて細かい将来予測になっていれば、かなり物事の完成度を高める手助けになる。

この定義は、偏っている。通常ビジョンと呼ばれるものは、コンセプトやテーマと同じになってしまうので、ほぼビジョンを語る人はいないということになってしまう。


・ビジョン
 将来の構想。展望。また、将来を見通す力。洞察力。「リーダーに―がない」「―を掲げる」
 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/184739/m0u/


・おもい 【思い/▽想い/▽念い】
1 ある物事について考えをもつこと。また、その内容。所懐。「年頭の―を述べる」
2 予想。予期。想像。「―もしない結末」
3 願い。望み。「長年の―がかなう」「―を遂げる」
4 物思い。回想。「秋の夜長に―にふける」
5 思慕の情。愛情。恋心。「彼女への―が募る」
6 執念。恨み。「この世に―を残す」
7 あることを経験してもたらされる感じ。「胸のすく―」「自分だけいい―をする」
8 (多く名詞の下に付いて)ある対象を気にかけ、大切にする気持ちが特に強いことを表す。「親―の息子」
9 《4の意から》喪に服すること。また、その期間。喪中。
「ちちが―にてよめる」〈古今・哀傷・詞書〉
 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/33147/m0u/



・テーマ
行動や創作などの基調となる考え。主題。また、論文の題目、楽曲の主旋律など。「共同研究の―を決める」「政府にとって農業政策が今後の―になる」
 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/150686/m0u/



・コンセプト
全体を貫く「基本的な概念」のことです。
http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/topic/10minnw/008concept.html



・概念
1 ある事物の概括的で大まかな意味内容。
2 〘哲〙 〔英 concept; ドイツ Begriff〕 事物が思考によって捉えられたり表現される時の思考内容や表象,またその言語表現(名辞)の意味内容。
㋐ 形式論理学では,個々の事物の抽象によって把握される一般的性質を指し,内包(意味内容)と外延(事物の集合)から構成される。
 ㋑ 経験論・心理学では,経験されたさまざまな観念内容を抽象化して概括する表象。
 ㋒ 合理論・観念論では,人間の経験から独立した概念(先天的概念・イデアなど)の存在を認め,これによって初めて個別的経験も成り立つとする。 〔西周(にしあまね)「致知啓蒙」(1874年)にドイツ語 Begriff の訳語として載る〕 → 観念(補説欄)
http://www.weblio.jp/content/%E6%A6%82%E5%BF%B5

 問「「概念」という言葉の意味がどうもよくわかりません。」
 答「簡単です。 人間は、物を理解するときに、無意識のうちに物事の共通なところを見つけます。 これを概念といいます。」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1411616269



・目的
1 実現しよう,到達しようとして目指す事柄。めあて。 「 −を達成する」 「 −をとげる」 「本来の−にかなっていない」
2 〘哲〙 行為において目指すもの。それのために,またそれに向けて行為が行われ,実現が求められるもの。 ↔ 手段 → 目標(補説欄)
 https://kotobank.jp/word/%E7%9B%AE%E7%9A%84-397549



・目標/ゴール
身体的運動,心的活動など生体の行う行動が目指している最終的な結果。このような行動が引起されるためには生体が特定の動機,動因の状態にあることを必要とするが,必ずしもその最終結果についての観念をもっていたり,意識していたりする必要はない。
https://kotobank.jp/word/%E7%9B%AE%E6%A8%99-142261



・問題
1 答えさせるための問い。解答を必要とする問い。題。 「算数の−を出す」 「英語の−を解く」
2 取り上げて討論・研究してみる必要がある事柄。解決を要する事項。 「それは−だ」 「 −を解決する」 「大臣の失言を−にする」 「 −点を整理する」
3 取り扱いや処理をせまられている事柄。 「就職の−で悩んでいる」 「それとこれとは別−だ」
4 世間の関心や注目が集まっているもの。噂(うわさ)のたね。 「 −の人物」
5 面倒な事件。厄介な事。ごたごた。 「 −を起こす」
https://kotobank.jp/word/%E5%95%8F%E9%A1%8C-399281



・課題
1 与える、または、与えられる題目や主題。「論文の―」「―図書」
2 解決しなければならない問題。果たすべき仕事。「公害対策は今日の大きな―である」「緊急―」
https://kotobank.jp/word/%E8%AA%B2%E9%A1%8C-230499