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Jトラストについて

※2014年7月10日追記 ===========================================================
 下記のように、検証の結果、下記の記事は穿ち過ぎであったことが明らかになりました。お騒がせしました・・・。
 http://d.hatena.ne.jp/oror/20140710/1405000710

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Jトラストの代表は絶対に負けない賭けをしているんじゃないかと穿って今後を考えてみた。
 全然当たってないかもしれないですけど・・・。

 代表としては負債を抱えて成長を加速させたいが、自己資本比率が下がるので本体に負わせるわけにはいかない。
 一方で、第三者割当増資では、無関係の資本が儲かるだけなので面白くはない、という戦略があるという仮説で考えてみる。

 その場合、こうしたら負けないと考えるだろう。


 「ライツオファリングにして、なるべく筆頭株主が金を借りて、自分で新株予約権を買い集め、自分が最大限に権利行使する。」
 
 そうすれば、こうなる。借入は筆頭株主にかかるので、デッドからエクイティにライツを通じて資本が転換されて、

 「持ち株の「自己資本比率が改善し」「成長のための資金が手に入り」「持ち株比率が向上し」「1株あたりの純資産額が増額」「自身の株式にレバレッジがかかる」状態になる。 悪いこととしては「自身の株を担保とした負債が大幅に増える。」ことになる。」

 第三者割当増資では、

 「良いことは「自己資本比率が改善し」「成長のための資金が手に入り」「1株あたりの純資産額が増額」「個人の負債は全く増えない」が、悪いことは「持ち株比率が低下し」「新規発行株からのキャピタルゲインが得られない(レバレッジが効かない)」となる。」

 つまり、後者だと筆頭株主から見ると、他人を儲けさせることにはなっても、自身の利益が少ないため、第三者割当増資をする意味はない。
 担保に入れる株式の価値に自信があり、金融機関も評価をしてくれるのであれば、借入を利用して、ライツオファリングで既存株主に行使させずに、自分自身で行使をした方が利益が最大化することになる。

 考え方としては、借入金をライツオファリングを通じて、変換して自己資本に組み入れるということだ。
 そして、高い収益率で借入金を運用できれば、利益の配当を増やすか、株価の上昇後に売却して借入金を返してしまえば、第三者割当増資をするよりも筆頭株主としての利益は大きくなるはずだと考えているのではないか。この考え方は、LOBファンドに似ていて、将来のキャッシュフローに対して、充分に回収可能な低いコストで資金調達し、株式を買い集めて事業再建後に売却する戦略に似ている。
 恐らく、5年程度のスパンで、最大利益が得られる方法としては、この資金調達が最適であるという結論に達したのではないだろうか。

 このスキームで重要なのは、個人投資家が権利行使するかどうかではなくて、筆頭株主を通じてデッドからエクイティへ変換し、結果的に事業にレバレッジをかけるということにある。重要なのはデッドで調達した資金レバレッジによる成長の加速であって、行使率の向上は第一ではない。そこが普通のライツオファリングとの違いだと思う。 <筆頭株主の戦略> ◎
 この場合、株価が下がるほど、既存株主が行使しないため、筆頭株主は持ち株比率が高まり望ましい。
 もし、株価が上がれば、筆頭株主の持ち株比率は下がるが、決めている目標価格に近付けば段階的に売却し、
 借入金を早期に返していくことになるので、どちらでも問題はない。
 また個人投資家から全く調達できなくても、調達金額は問題ないという自信があるのではないか。<既存株主の戦略> △
 既存株主は、行使価格よりも株価が高ければ行使した方が良いが、それほどメリットがあるわけでもない。
 また必勝を期するなら、1800円の行使価格を上回っているいずれかの時点で手持ちの株を売却して、権利行使期間内に
 1800円で行使すれば、差額の利益分だけは確定できる。(という売り圧力が市場にかかり続ける。) <新株予約権購入者の戦略> ×
 この場合、株価が行使価格近辺であり続ける限り、新株予約権を購入する投資家は不利になる。<通常株購入者の戦略> ○
 行使価格以下で株を購入し、かつ株価が行使価格を下回り続けて権利行使する株主が少なければ、利益が大きい。

という事情から考えても、しばらくは株価が上がることはないんじゃないだろうか。


 あと、このスキームが横行すると、オーナーが抱えている「潜在負債」がいくらあるのか、ということが見えにくくなるので、返済を迫られた際に株価に下落圧力がかかるということが、景気縮小局面で問題になるんじゃないかな・・・。