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Jトラスト株式会社 個人投資家向けネットIR説明会の内容 2013年5月24日

5月24日 19:30-21:00まで行われた「個人投資家向けネットIR説明会
    〜2013年3月期の業績と経営戦略〜   Jトラスト株式会社」の内容です。
一部抜け漏れなどあると思います・・・。正確性については保障できませんので悪しからず・・・。

http://www.jt-corp.co.jp/ir/moushikomi.php?mediaid=jt00060

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「本日の内容」

■セクション1 「Jトラスト会社概要 Jトラストグループの特長および課題」

■セクション2 「ライツ・オファリングの背景と目的」

■セクション3 「Jトラストグループの成長戦略」

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■セクション1 「Jトラスト会社概要 Jトラストグループの特長および課題」

会社概要の説明 現在、純資産708億円<売上>
国内金融60%
アミューズメント24%
不動産8%
海外金融5%
その他3%<利益>
金融事業が利益の95%を占める。

金融事業のM&Aによって営業収益・営業利益が増加している。
6期連続黒字 2013年3月は133億円に達した。
M&Aの成功によって当期利益が拡大しているという認識がある。<5つの強み>
1債権買い取りやM&Aに対する積極姿勢
2金融機関借入に依存しないキャッシュフローによる成長
3リスク管理を基本ととした運営
4迅速な意思決定体制
5与信審査ノウハウの蓄積・信用リスクの管理能力<経営課題>
5年間で1400億円の投資を実行した、特に、ここ2年間で1150億円を実施した。
その買収資金を確保できていたが、今後、営業キャッシュフローを上回る大規模なM&Aに取り組む場合、資金が不足する可能性がある。銀行からの融資実行を待つと買収が遅れる可能性がある。<自己資本比率の低下>
親愛貯蓄銀行がグループ入りにより自己資本比率が低下している。これを改善するためにも株主資本増強が必要。<海外の銀行に参入する場合>
今後の展開に際して、海外で買収の際に信用を得るためにも、自己資本の充実が不可欠。

機動的な手元資金の確保+自己資本の確保が必要。


そのためライツ・オファリングを実施する。


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■セクション2 「ライツ・オファリングの背景と目的」

1119億円の資金調達をライツオファリングにより実施する。
株主の持ち分の希薄化を招く可能性があるため、その他の手段は選ばなかった。

新株権利付与の時期
5/31に名簿に記載されている株主に新株予約権を発行
5/31〜7/23が売買期間
7/24が上場廃止
7/30が権利行使最終日
1個に対して1800円を払い込むことで、株式が受け取れる。
売買単位は100個単位。

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■セクション3 「Jトラストグループの成長戦略」

なぜライツオファリングを実施するのか。圧倒的に払込額が多くなるのは藤澤社長自身である。
会社のために、何をイメージしてこれを実施するか。「将来的に時価総額1兆円企業になるためにどうしたらいいのか。
安定的に経常利益500億円以上を出し続けるためにどうしたらいいのか、」を考えて決めた。

2008年〜2012年、会社の基礎を作り上げてきた。
2013年 様々な世界基準の経験者の英知を結集し、会社を発展させる期間

さらに配当性向を上げていきたい考えがある。
1000億円を越えるライツオファリングは日本市場で初めて。現在350億円の現預金を持っているため、資金繰りに困っているわけではない。中途半端なやり方ではない方法で成長するための方法を想像してこの手段をとっている。

では、何にお金を使うのか。

・信用保証事業の拡大
 消費者ローンは銀行が行うようになっているので、個々の事業者は生き残らないと考えている。ただ、独立系の企業が持つノウハウは、銀行の業務に生きると考えている。銀行に消費者ローン事業のノウハウを提供し保障事業を展開して手数料をもらうというビジネスをしている。 現在6行と保証業務提携をしている。
 消費者向け+中小企業向けローンは、銀行単体では実施できないものがあるが、信用補完をJトラストが行うことで、赤字のベンチャーや中小を支援する。様々なローン保証を展開していこうと思っている。

・M&A、債券買い取り
 消費者金融はある程度整理が終わっているが、クレジットカード会社は、まだまだM&Aの余地がある。そうした会社は規模が大きいので、M&Aの対象として大きくなる。

・カード事業の拡大
クレジットカードは一人何枚も持っていると思うが、カードを作りたくなる動機となるBtoC事業を行いたい。不動産賃貸業会社と提携して、家賃の決裁や、敷金・礼金の分割払いなどのサービスを付加して、カード事業を拡大したい。
 フィットネス事業など、決裁の起こる事業との提携をしたいと考えている。Eコマース事業とのシナジーが得られると考えている。ポンタグループの中に入っているが、通販と流通の会社と組んでクレジット事業を拡大する<海外事業>
・韓国の上限金利は39%(日本の二倍)
 総量規制がない
法人税率が日本に比べて低い
・競合が少ない
信用情報機関の金融インフラが整備されている

最初、5億円の投資から初めて、10億円に伸ばし、50億円まで伸ばしたが、さらに韓国貯蓄銀行の開始をする決意をした。倒産した未来貯蓄銀行を買い取りした。 優良債権のみ約200億円+現金800億円、預金負債約1000億円を買い取った。
ソロモンから300億円の債権を購入した。利率30% および、200億円の利率37%の債券を持っている。
韓国の貯蓄銀行は年々倒産している。
韓国の景気低迷によるプロジェクトファイナンスの失敗。個人経営のオーナーの不正による倒産が多い。
今後も倒産増加により、まだまだ、韓国での買い取りのチャンスはあると考えている。

新規の貸し出しでは、韓国の上限金利が下がると考えられるので、29%の金利でもやっていけるモデルを作るべく、最近は29%で貸出をしている。調達金利は3%のため、貸し倒れが10%あっても成り立つと考えている。

韓国は10-12%で調達して39%で貸出ているため、もし上限金利が下がると、韓国でも次々と消費者ローン事業が倒産する可能性がある。もし、そうなれば、大いなるビジネスチャンスであると考えている。

また韓国以外の国については、外国法人の出資規制が緩和されている国に対して、消費者ローンあるいはマイクロファイナンス
で出ていくことを考えている。フルバンクでない個人向けの銀行事業をやっていこうとしている。<アミューズメント・不動産事業>
アドアーズ株式会社については、一定のリストラが終わり業績が回復傾向にある。
アミューズメント事業は業界全体が縮小。
プライズゲームメダルゲームに注力。カジノ事業を意識したようなオペレーションをしている。
いくつかの国でカジノに行ってみて、海外は1セントからできる。みんなジャックポットを狙って大量にメダルかけて大量にする。
それを意識して、普通のゲームセンターは、1000円で50枚から100枚のメダルなのですが、1000円で500枚のメダルでできるようにした。これにより業績が改善している。

日本でカジノは法律的に認められているものはない。海外のカジノのオペレーション事業を資金調達の暁には考えていきたい。

キーノートについては、金融緩和により不動産事業が活性化していくだろうと考えている。現状建売事業を中心にかつ大都市中心に行っているが、地域を広げ、不動産事業の範囲も広げて、収益が上がる事業体に確立させていきたいと考えている。


日本振興銀行からの借り入れが、RCCに債権者移動している。225億円の借入金があることによって、公的資金を受けているという誤解を受けることがある。あるいは、公的資金で利益を上げているという誤解を受けることがある。繰り上げ弁済を検討し
ている。ただし、我々に利がなければ弁済は行わない。それを踏まえて交渉する。<よく受ける質問>
あなたのライツオファリングどうするの、とよく聞かれる。まず100億円については、手持ちの現預金で負担する。長期5〜10年で、投資を考えている投資家、国内外問わずに、株式もしくは予約権の一部を受け持ってもらうことも検討している。いくつもの機関投資家と話をしている。また現在の手持ちの株式を担保として借入ということも検討している。すでに、いくつかの金融機関に融資の申し込みをしている。
市場価格に影響を与えないようフルで権利行使を行うことを検討している。

以降、質問に対する回答

・株価が急落していますが、変更などありますでしょうか。
「株価は私たちはコントロールできない、市場が決定している。増資の発表によって株価が下落したと認識しているが、資金を有効に使えなければ株価は下がるでしょうし、有効に使えれば上昇すると考えている。長い目で見て頂きたい。私もさらにお金を入れるつもりですので、理解いただきたい。」

今回の株価下落により大変迷惑している
「株価を落とすために増資をするのではなく、さらに会社を大きくするために実行をする」

直近株価は1800円に近付く方向でしょうか
「これは市場が決めることだと考えます」

株は安心してホールドしていていいか
「現預金は300億円以上あるため、実質借入はすぐに返せる健全経営をしているため潰れるか潰れないかというと3年以内倒産確率0%と何かの雑誌で書かれていたぐらいですので、恐らく安心ではないか。」

仕手株として言われているが
「Yahooの株式掲示板で、藤澤一派が何かをしていると言われているが、貸し株に出したこともないですし、そうしたことをすると報告書を出さないといけないので、そういうことはありません。」

ライツオファリングのメリットは何か
「第三者割当や公募増資をすると、皆様株主の権利が阻害される。最も株主の皆様の利益になる方法と考えている。」

1000億円の資金の使途とビジネスに対する考え方
「小中はわりにマジメだったのですが、高校大学はふまじめな学生でした。それとは関係ないのですが、確か高校の社会の教科書で株式会社とは利益を上げるために組織された集団である、と書かれていた。ビジネスに対する考え方としては、まず利益を上げること。限られた手段の中で、一番もうかるビジネスを、誰よりも早くやる。」

行使価格が高いのではないか。失権も相当出るのでは。1000円くらいの行使価格にしてはどうか。
「行使価格については、今までの他社の事例を見て、大体決定時の株価の半分からややそれ以下がいいのでは、ということで4190円に対して1800円という設定をした。ちなみに、他社の事例では、あまり低くするとその価格にさや寄せしていくということも見られたので、1800円にしましたが、1000円以下にした場合、もっと悪い結果になったということが可能性としては考えられる。私自身は、フル行使するつもりです。」

予約権行使の行使割合はどう見ていますか
「他社は90%強の行使割合となっている。どれを持って成功とするかはなかなか言いづらいが、私と、あと半分行使して頂いただけでも75%行使になる。当然、予約権は売れるので、もし行使しないとしても市場で是非売却して、対価を得て下さればと思います。予約権については、ただでもらっているので、売却額は全額利益計上されることになります。」

M&A案件に関して、現在商談中のものはどれくらいありますか
「重要事実にあたるM&Aは、ライツオファリングの実施に際して一旦停止しています。ただし、重要事実にあたらないものに関しては進行中となります。」

外市場でのM&Aは行うか
「行いたいと考えている」

韓国よりも東南アジア方面での展開は考えていないか
「我々が成長したのはリーマンショックでがたがたになり、上限金利の規制により次々と消費者ローン企業が倒産する市場で急成長できました。市場環境が悪いところでも、大いなるビジネスチャンスがあると考えている。」

ビジョンとして5年後のjトラストは
「5年後かどうかとは別として、冒頭にお伝えしたようなイメージをして今回の決断をしました。ちなみに5年前と比べての現在の成長は想像だにしておりませんでした。」

他社と比べた強み
「独立系で消費者ローンはもはや成立しないと考えているが、消費者ローンを銀行にやってもらうという前提で保障事業をやっているということが、大きな違いである。十数社のローン会社が集まっている。小さい会社ほど細かい工夫が結構ある。そうしたものを積極的に取り入れていて、回収ノウハウ、審査ノウハウとして活用している。資金力があって、マーケティング活動を十二分にできるところと違って、資金力がなくてもコスト効率よく運営していくノウハウを持っていると思います。また意思決定が早いので、韓国に行くといったら、一気に行く、そういう機動力は無茶苦茶あると思っています。
あまり同業他社という同業がないのでは、と思っています。」

過払い請求はどれくらい減少しますか
「順調に減少しています。銀行系の同業他社と同じくらいになるかと思いますが、過払いの在庫解決のスピードが速いことと、ほとんど在庫がないことが強みとなります。すでに実質この問題は完結しているという認識です。」

貸付債権買取のビジネスとはどういうものなのか、なぜ他社にはできないのか
「小さな工夫の組み合わせということもありますが、企業秘密とさせて頂ければと思います」

おととしの大きな利益は
「それは負ののれんとなります」

趣味や座右の銘、座右の書、資産運用
「趣味はあまりない。仕事のことをずっと考えています。夜突然、むくっと起きてノートに書いたり、午前3時に全社メール送ったりして迷惑をかけています。 座右の銘、座右の書はないですね。本は読まないのですいません。
 将来の夢は、グループ内で色々な人が会社を経営できるようになって、それを評価できるようになると楽しいですかね。資産運用の考え方としては、私個人はあまりしてなくて、jトラストの株がほとんど運用になってしまっていますね。自分で決めたルールを決めてそれをやりとおすことが大事だと思います。大体負けていると人はそうしたルール破りが多いと思います。まず無理しないこと、精神的な余裕を持って自分のできる範囲でやるのが良いと思います。」

韓国貯蓄銀行の前年度実績/今年度実績を教えてください
今回の増資は韓国親愛銀行に対する引当の必要性からではないのか
「マイナス7億円、今年は40億円ぐらいの経常利益を見込んでおります
 不良債権は引き継いでいないため、目的は自己資本比率の改善となります。」

RCCが所有する4.1%の株式はどうするか
RCCと協議中です。」

増資後の配当はどれくらいか
「増資後、中間で5円、期末で5円を予定しています。
 以前の中間配当3円、前回期末4円でした。」

大阪一部への変更は考えているか
「大阪二部は東証二部と合併する予定ですので、その時点では二部上場企業の時価総額トップに恐らくなるのではないか。メリットは、日経平均の株式欄で目立つのではと思うのですが、一部にいつあがるんだという圧力は機関投資家から日に日に強くなっています。私は二部で一番で良いのではと思うのですが、周りが許さないというところもありますね。一部に行ってもそん色のない会社だと思っています。」

アドワーズの目標時価総額を教えてください
「我々が株価を決めるわけではないが、なるべく会社の企業価値を高めていきたい」


アミューズメント事業に参入した理由/金融事業と離れていないか
「私はずっと20代にアミューズメント事業にいまして、分かり出来るということ。金融事業はサービス事業でありあまり離れていないのでは。どちらもBtoC事業であり、不動産もくっつけているので、金融との相乗効果はあると思います。カジノ企業の買収の話もいくつかありました。」


政策により、どれくらい成長速度を速めることになるか
アベノミクスに頼らず、成長を進めていきたい。」

今回のライツオファリングによってどれくらいの利益寄与するか
「どれくらい行使されるかにもよりますが、フルに行使されると株式数は倍になりますので、一株あたりの利益を二倍にしないと株主の皆様は怒ると思います。なるべく、そこは焦らないまでもなるべく早く、その時点で一番利益となる資産を取得したいと考えています。」

韓国の事業に関して反日感情についてはどう考えていますか
「報道されているよりは、反日感情はあまりなく。日本企業の方が信用できるよね、ということで預金をいただける方もいます。事業に影響する反日感情はあまりない。」

以上となります。ご清聴ありがとうございました。